【フジテレビ月曜9時ドラマ歴代一覧】と視聴率ランキングトップ10

フジテレビ月曜9時からのドラマ枠は「月9(げつく)」と呼ばれ、全盛期には視聴率30%以上を叩き出すなど、20代を中心に社会現象を巻き起こしました。

役者さんにとっては「月9」主演を務めることは、一つのステータスにもなっていたよね。
カリスマ的な人気を誇った「月9」だけど、最近では、最低視聴率の更新などが話題となるなど、人気低迷が続いているよ。

そこで今回は、フジテレビ月9ドラマの歴代作品と視聴率トップ10をご紹介いたします。

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フジテレビ月曜9時ドラマ歴代!

1980年代

1987年
◆『アナウンサーぷっつん物語』岸本加世子
◆『男が泣かない夜はない』三田村邦彦
◆『ラジオびんびん物語』田原俊彦
◆『ギョーカイ君が行く!』石橋貴明、木梨憲武
◆『荒野のテレビマン』東山紀之
1988年
◆『君の瞳をタイホする!』陣内孝則
◆『教師びんびん物語』田原俊彦
◆『あそびにおいでョ!』斉藤由貴
◆『君が嘘をついた』三上博史
1989年
◆『君の瞳に恋してる!』中山美穂
◆『 教師びんびん物語II 』田原俊彦
◆『同・級・生』安田成美、緒方直人
◆『愛しあってるかい!』陣内孝則


今では、イジられキャラになりつつある“トシちゃん”こと田原俊彦主演の『教師びんびん物語』や、 柴門ふみ原作の『同・級・生』など、トレンディドラマの先がけともいえる作品が名を連ねる1980年代。

『同・級・生』では、ブレイク前の石田純一や山口智子が脇役で出演してたんだよ。
主題歌は、ZIGGYの「GLORIA」、挿入歌は久保田利伸の「Missing」だし、いま思えば贅沢なドラマだったんだね。

1990年代

1990年
◆『 世界で一番君が好き!』浅野温子、三上博史
◆『日本一のカッ飛び男 』田原俊彦
◆『キモチいい恋したい!』安田成美
◆『すてきな片想い』中山美穂、柳葉敏郎
1991年
◆『東京ラブストーリー』鈴木保奈美、織田裕二
◆『学校へ行こう!』浅野ゆう子
◆『 101回目のプロポーズ 』浅野温子、武田鉄矢
◆『逢いたい時にあなたはいない…』中山美穂
1992年
◆『あなただけ見えない』三上博史、小泉今日子
◆『素顔のままで』安田成美、中森明菜
◆『 君のためにできること』吉田栄作
◆『二十歳の約束』牧瀬里穂、稲垣吾郎
1993年
◆『 あの日に帰りたい』菊池桃子、工藤静香
◆『ひとつ屋根の下』江口洋介
◆『じゃじゃ馬ならし』中井貴一、観月ありさ
◆『あすなろ白書』石田ひかり、筒井道隆
1994年
◆『 この世の果て』鈴木保奈美、三上博史
◆『上を向いて歩こう』西田ひかる、舘ひろし
◆『君といた夏』筒井道隆
◆『妹よ』和久井映見
1995年
◆『 For You』中山美穂
◆『僕らに愛を!』江口洋介
◆『いつかまた逢える』福山雅治
◆『まだ恋は始まらない 』小泉今日子、中井貴一
1996年
◆『ピュア』和久井映見
◆『ロングバケーション』山口智子、木村拓哉
◆『翼をください! 』内田有紀
◆『おいしい関係』中山美穂
1997年
◆『バージンロード』和久井映見
◆『 ひとつ屋根の下2』江口洋介
◆『ビーチボーイズ』反町隆史、竹野内豊
◆『ラブジェネレーション』木村拓哉、松たか子
1998年
◆『DAYS』長瀬智也
◆『ブラザーズ』中居正広
◆『ボーイハント』観月ありさ
◆『じんべえ』田村正和
1999年
◆『オーバータイム』反町隆史、江角マキコ
◆『リップスティック』三上博史
◆『パーフェクトラブ! 』福山雅治
◆『氷の世界』竹野内豊、松嶋菜々子

トレンディドラマの全盛期ともいえる1980年代。

恋愛ドラマの金字塔『東京ラブストーリー』や、木村拓哉のブレイクのキッカケともなった『あすなろ白書』、清純派女優・和久井映見が主演を務めた『ピュア』、『バージンロード』など名作揃い。

『東京ラブストーリー』の鈴木保奈美の奔放なセリフや演技は、当時の日本のドラマにしては規格外で新鮮だったなぁ。
Name
『ロンバケ』では、ピアニスト“瀬名”を演じたキムタクに憧れて、ピアノを習い始める男性が急増するなど、社会現象にもなったよ。
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2000年代

2000年
◆『 二千年の恋』中山美穂、金城武
◆『天気予報の恋人』佐藤浩市
◆『バスストップ』飯島直子、内村光良
◆『やまとなでしこ』松嶋菜々子
2001年
◆『HERO』木村拓哉
◆『ラブ・レボリューション 』江角マキコ
◆『できちゃった結婚』竹野内豊、広末涼子
◆『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』滝沢秀明
2002年
◆『人にやさしく』香取慎吾
◆『空から降る一億の星』明石家さんま、木村拓哉
◆『ランチの女王』竹内結子
◆『ホーム&アウェイ』中山美穂
2003年
◆『いつもふたりで』松たか子、坂口憲二
◆『東京ラブ・シネマ』江口洋介
◆『僕だけのマドンナ 』滝沢秀明
◆『ビギナー』ミムラ、オダギリジョー
2004年
◆『プライド』木村拓哉
◆『愛し君へ』菅野美穂、藤木直人
◆『 東京湾景~Destiny of Love~』仲間由紀恵
◆『ラストクリスマス』織田裕二
2005年
◆『 不機嫌なジーン』竹内結子
◆『エンジン』木村拓哉
◆『スローダンス』妻夫木聡、深津絵里
◆『危険なアネキ』伊東美咲、森山未来
2006年
◆『西遊記』香取慎吾
◆『トップキャスター』天海祐希
◆『サプリ』伊東美咲、亀梨和也
◆『のだめカンタービレ』上野樹里、玉木宏
2007年
◆『 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』速水もこみち
◆『プロポーズ大作戦』山下智久、長澤まさみ
◆『ファースト・キス』井上真央
◆『ガリレオ(第1シーズン)』福山雅治
2008年
◆『薔薇のない花屋』香取慎吾
◆『CHANGE』木村拓哉
◆『 太陽と海の教室 』織田裕二
◆『イノセント・ラヴ』堀北真希
2009年
◆『 ヴォイス~命なき者の声~』瑛太
◆『婚カツ!』中居正広
◆『 ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』山下智久
◆『東京DOGS 』小栗旬

2000年代は、業界全体がドラマ不況になるなか、月9も例外になく視聴率は低迷しましたが、『HERO』、『ガリレオ』、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など続編が制作されるほどの人気作も生まれました。

『やまとなでしこ』は、2000年に入って数少ない視聴率30%を突破した作品よ。
いまだに、恋愛ドラマNO.1にあげる人が多い名作。松嶋菜々子が大ブレイクしたよね。
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2010年代

2010年
◆『 コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 2nd Season』山下智久
◆『月の恋人~Moon Lovers~』木村拓哉
◆『 夏の恋は虹色に輝く』松本潤、竹内結子
◆『流れ星』竹野内豊
2011年
◆『大切なことはすべて君が教えてくれた』戸田恵梨香、三浦春馬
◆『幸せになろうよ』香取慎吾
◆『全開ガール』新垣結衣
◆『私が恋愛できない理由』香里奈
2012年
◆『ラッキーセブン』松本潤
◆『 鍵のかかった部屋 』大野智
◆『リッチマン、プアウーマン』小栗旬
◆『PRICELESS~あるわけねえだろ、んなもん~』木村拓哉
2013年
◆『 ビブリア古書堂の事件手帖』剛力彩芽
◆『 ガリレオ(第2シリーズ)』福山雅治
◆『 SUMMER NUDE』山下智久
◆『海の上の診療所』松田翔太
2014年
◆『 失恋ショコラティエ』松本潤
◆『 極悪がんぼ』尾野真千子
◆『 HERO (第2シリーズ)』木村拓哉
◆『信長協奏曲』小栗旬
2015年
◆『デート~恋とはどんなものかしら~』杏
◆『ようこそ、わが家へ』相葉雅紀
◆『 恋仲』福士蒼汰
◆『5→9~私に恋したイケメンすぎるお坊さん~』石原さとみ
2016年
◆『 いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』有村架純、高良健吾
◆『 ラヴソング』福山雅治
◆『 好きな人がいること』桐谷美玲
◆『カインとアベル』山田涼介
2017年
◆『 突然ですが、明日結婚します』西内まりあ
◆『貴族探偵』相葉雅紀
◆『 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』山下智久
◆『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』篠原涼子
2018年
◆『海月姫』芳根京子
◆『 コンフィデンスマンJP』長澤まさみ
◆『 絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』沢村一樹
◆『SUITS/スーツ』織田裕二
2019年
◆『トレース~科捜研の男~』錦戸亮
◆『ラジエーションハウス』窪田正孝
◆『監察医 朝顔 』上野樹里
◆『シャーロック』ディーンフジオカ

最低視聴率記録の更新ばかりが話題となった月9枠。

それを打破しようと、2010年代後半には、月9の代名詞ともいえるラブストーリ路線から離れていきました。

そのおかげか、『 コンフィデンスマンJP』、『 絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』、『SUITS/スーツ』など新しいジャンルのヒット作も生まれました。

詐欺師コメディ『コンフィデンスマンJP』は、プロモーションも上手で、新しい時代のドラマって感じよね。
医療系や社会派もいいけど、やっぱり月9王道のラブストーリーがもう一度見たいなぁ。

2020年代

2020年
◆『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』沢村一樹
◆『SUITS/スーツ2』織田裕二
◆『監察医 朝顔2』上野樹里

2020年は、視聴率も安定を狙ってか、続編の作品が目立ちますが、コロナウィルスの影響で放送が延期され、放送中止の危機となっています。

ドラマの撮影ができないため、過去の人気ドラマを再放送しているため、昔の作品が再び注目されています。

 

月9視聴率ランキングトップ10

月9の歴代作品が分かったところで、ここからは数ある名作の中から視聴率トップ10をご紹介いたします。

月9視聴率ランキングトップ10

作品 視聴率
1位『HERO』(2001) 34.2%
2位『ラブジェネレーション』(1997) 30.8%
3位『ロングバケーション』(1996) 29.6%
4位『ひとつ屋根の下』(1993) 28.4%
5位『あすなろ白書』(1993) 27.0%
6位『ひとつ屋根の下2』(1997) 27.0%
7位『素顔のままで』(1992) 26.4%
8位『やまとなでしこ』(2000) 26.4%
9位『教師びんびん物語II』(1989) 26.0%
10位『プライド』(2004) 25.1%

月9視聴率トップ10のなかで、5作品がキムタクが出演しているのは驚きです。

確かにキムタクは、月9ドラマの出演回数が一番多い(10回)ので確率は高くなるのですが、月9の勢いが衰えてきた2000年制作の『HERO』が1位をとったことを見ても、人気の高さがうかがえますね。

また『ひとつ屋根の下』は、家族愛や兄弟愛を、江口洋介、福山雅治、酒井法子、いしだ壱成など豪華メンバーが熱く演じたことで、大ヒットしました。

「あんちゃん!」「イシシシシ…(ケンケンという犬の笑い方)」など、真似する人も多かったですね。

センセーショナルな回や、濃いエピソードに毎回涙していたことが、忘れられません。

【フジ火9ドラマ歴代一覧】と視聴率ランキングトップ10は⇒こちら

最後に

大河も朝ドラも低迷期がありましたが、現在は復活した経緯があるように、「月9」もまた名作を生み出してほしいと願うばかりです。

過去の王道ラブストーリーは、懐かしさもあり、また見返したくなりますね。

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