猿と呼ばれた田舎者から天下人まで成り上がった豊臣秀吉。
そこで今回は、歴代の豊臣秀吉役一覧と、ハマっていた俳優ランキングを発表します。
歴代・豊臣秀吉役の俳優一覧
1960年代-1970年代
俳優 | 作品名/制作年 |
植木等 | 映画『ホラ吹き太閤記』1964年 |
緒形拳 | 大河ドラマ『太閤記』1965年 |
なべおさみ | 日テレドラマ『青春太閤記 いまにみておれ!』1970年 |
火野正平 | 大河ドラマ『国盗り物語』1973年 |
山口崇 | テレ朝ドラマ『新書太閤記』1973年 |
緒形拳 | 大河ドラマ『黄金の日日』1978年 |
1980年代
西田敏行 | 大河ドラマ『おんな太閤記』1981年 |
武田鉄矢 | 大河ドラマ『徳川家康』1983年 |
勝新太郎 | 大河ドラマ『独眼竜政宗』1987年 |
柴田恭平 | TBSドラマ『太閤記』1987年 |
藤岡琢也 | 大河ドラマ『春日局』1989年 |
1990年代
仲村トオル | 大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』1992年 |
柳葉敏郎 | TBSドラマ『天下を獲った男 豊臣秀吉』1993年 |
中村勘九郎 | テレ東ドラマ『豊臣秀吉 天下を獲る!』1995年 |
竹中直人 | 大河ドラマ『秀吉』1996年 |
片岡鶴太郎 | テレ朝ドラマ『影武者 織田信長』1996年 |
2000年代
香川照之 | 大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』2002年 |
草彅剛 | フジドラマ『太閤記 サルと呼ばれた男』2003年 |
柄本明 | 大河ドラマ『功名が辻』2006年 |
中村橋之助 | テレ朝ドラマ『太閤記〜天下を獲った男・秀吉』2006年 |
河本準一(次長課長) | 大河ドラマ『天地人』2009年 |
奥田英二 | 映画『GOEMON』2009年 |
岸谷五朗 | 大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』2011年 |
市村正親 | 映画『のぼうの城』2012年 |
大泉洋 | 映画『清須会議』2013年 |
山田孝之 | フジドラマ『信長協奏曲』2014年 |
小日向文世 | 大河ドラマ『真田丸』2016年 |
佐々木蔵之介 | 大河ドラマ『麒麟がくる』2020年 |
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豊臣を演じた俳優のハマリ度ランキングトップ5
ここからは、歴代の豊臣秀吉役から、特にハマっていた俳優のランキングを発表します。
5位 勝新太郎『独眼竜政宗』1987年
勝新太郎 かっこよすぎるよね。今の世にはいないスター#独眼竜政宗 pic.twitter.com/tb2GXkNJjA
— なんも屋 (@going_goooone) June 14, 2020
『独眼竜政宗』で秀吉を演じる勝新太郎さんは、本番まで主演の渡辺謙さんには会おうとしなかったというエピソードは有名ですね。
しかも、勝新太郎さんは、本番で政宗役の渡辺謙さんの首にムチを振り下ろすアドリブまで加え、緊張感を最大限に引き出せました。
秀吉といえば出世のために口八丁手八丁で世渡りしたひょうきんなイメージがありましたが、後にも先にも、ここまで重厚感と威圧感のある秀吉は見たことがありません。
この迫力ある秀吉に「猿!」と呼べる人はいなさそうな気がしますね(笑)。
4位 香川照之『利家とまつ~加賀百万石物語~』2002年
小日向文世の秀吉と比較。【利家とまつ】の秀吉・香川照之 #真田丸 pic.twitter.com/iQeMf6tBva
— ヘルベルト•フォン•スダヤン (@suda_yan) April 10, 2016
「そうそう。これこれ。」と見た目から 合格の香川照之さん演じる秀吉。
「出世のためなら、どんなことでやってやる」という気持ちが全面に出す成り上がり感たまらないですね。
ちなみに、本作で嫉妬深い妻おね役を演じたのは、酒井法子さんでした。
3位 緒形拳『太閤記』1965年
誰がなんと言おうとベストオブ秀吉は #緒形拳 なのである。#黄金の日日 後半の黒秀吉がよく話題になるけど、自分はそれより一話の藤吉郎が決め手。えもいわれぬ魅力を全身から発出している。
これを見て、ああ太閤記も全編見たい…と叶わぬ願いを持ち続けてる。#大河ドラマ pic.twitter.com/DsZ6tvrDnh— なまえはまだない (@ye_no_t) September 21, 2019
前半は素朴で良い奴だった秀吉と、後半の黒太閤ぶりの対比が凄まじい緒形拳の秀吉。
緒形拳さんは、1978年の大河ドラマ「黄金の日日」でも再び豊臣秀吉を演じています。
陽気で優しい秀吉が、権力を手に入れた途端に粛清を行っていく独裁者っぷりは恐怖心させ憶えます。
特殊メイクで初期、中期、晩期とビジュアルでの演じ分けも素晴らしい。
2位 西田敏行『おんな太閤記』1981年
【TVガイド/あの時あの表紙あの番組(942)】
[81.01.16]池上季実子/佐久間良子/夏目雅子橋田壽賀子/脚本の大河ドラマ『おんな太閤記』〔NHK〕で共演
佐久間は豊臣秀吉〔西田敏行〕の正室・北政所(ねね)役で主演
女性の視点からの戦国時代の描写が印象的@retoro_mode pic.twitter.com/OCpLwUPSAZ— しがない三四郎 (@shinya_bokudake) July 19, 2018
妻・ねね(佐久間良子)のことを「おかかー」と呼んでいたのが印象的な西田敏行さん演じる秀吉。
女性の視点からみた大河ドラマだけあって、戦シーンも少なく、最期まで女性に支えられた秀吉の人間味あふれるあたたな内面がよく描かれていました。
1位 竹中直人『秀吉』1996年
JCOMで再放送中のNHK大河1996年「秀吉」昨日今日と家に戻ると旦那がずっと観てるのに付き合わされる。47インチで観る竹中直人が怖い。目を剥きだして黒光りしてて、ヨダレ鼻水垂れての怪演に何度も吐き気が…大画面で観られない pic.twitter.com/m7l47Ped
— チョキ耳子 (@cyoki333) March 18, 2012
アグレッシブでエネルギーに満ちあふれる秀吉を演じた竹中直人さん。
あまりの熱演ぶりに、鼻水やツバが飛び散っていたり、ワラジを胸で温めたシーンは印象的でした。
泥臭く、人情深い田舎者だった秀吉が、天下人になって富や権力に溺れていく演技は、まさに秀吉=竹中直人を確立させたということで1位という結果になりました。
【歴代・織田信長役一覧】ハマっていた俳優ランキングは⇒こちら
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最期に
これまで多くの時代劇に登場してきた豊臣秀吉は、演じる俳優さんによって、様々な顔をもつ人物として描かれてきました。
今後も、どんな役者が、新しい秀吉像を見せてくれるのか注目していきたいと思います。