【歴代の明智光秀俳優一覧】過去の大河ドラマでは誰が演じた?

2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』で、明智光秀役の長谷川博己さんの熱演が話題となっていますね。

歴代の大河ドラマでは、さまざまな光秀像が描かれてきたよね。
『麒麟がくる』では、最新の史料に基づいて、今までにない光秀像が生まれるようだから楽しみだよ。

そこで今回は、歴代の大河ドラマから明智光秀を演じた俳優一覧と、『麒麟がくる』の光秀の役どころについて調べてみたいと思います。

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歴代の明智光秀役の俳優一覧

明智光秀役の俳優一覧

放送年 タイトル 光秀役の俳優
1965年 太閤記 佐藤慶
1973年 国盗り物語 近藤正臣
1978年 黄金の日日 内藤武敏
1981年 おんな太閤記 石濱 朗
1983年 徳川家康 寺田 農
1989年 春日局 五木ひろし
1992年 信長KING OF ZIPANG マイケル富岡
1996年 秀吉 村上弘明
2002年 利家とまつ 萩原健一
2006年 功名が辻 十代目 坂東三津五郎
2009年 天地人 鶴見慎吾
2011年 江~姫たちの戦国 市村正親
2014年 軍師官兵衛 春風亭小朝
2016年 真田丸 岩下尚史
2017年 おんな城主 直虎 光石研
2020年 麒麟がくる 長谷川博己

大河ドラマ全タイトルと主役俳優は⇒こちら

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『麒麟がくる』の明智光秀は過去作品とどう違う?

これまでの大河ドラマでは「逆賊」というイメージで描かれてきた明智光秀。

しかし、今回の『麒麟がくる』の脚本家・池端俊策さんは、これまでの光秀像を白紙に戻し、光秀の若い頃からスポットを当てて描いています。

光秀は本当はどんな人物なのか

最新の史料をひも解いていくと、これまでの明智光秀のイメージとずいぶん違ってきたことが分かってきました。

茶の湯をたしなむ武将

光秀は、将軍直属の軍にいたといわれており、京と深いつながりのあった家系だったため幼少期より歌や茶道に親しんでいたようです。

歌会や茶会にもよく参加していたという記録も残っていて、公家とも対等につきあえる文化的な教養を身に着けていました。

同じく信長の家臣・柴田勝家や豊臣秀吉は歌や茶道の知識では、光秀にはまったく勝てませんでした(笑)。

家臣や民衆思いの武将

激しい戦乱の世で、猛々しい武将が多いなか、光秀は特別に家臣や民衆思いの武将でした。

例えば、家臣が戦でケガをしたときは、何通もお見舞いの手紙を出し励ましていたそうです。

また、領民に対しても年貢を免除したり、水害から人々を守るために堤防を築くなどしたため慕われていました。

光秀が納めていた京都府福知山市や亀岡市では今でも、街づくりの恩人として語り継がれています。

先進的な軍法をつくった

織田信長は、多くの足軽や鉄砲を準備した家臣を高く評価していました。

しかし、多くの民を戦に参加させようとすると、強くはなるものの領地の生産力はどんどん落ちていきます。

そんな様子に光秀は「苦しむ人が出てしまう・・・間違った考えだ」と心を痛めていたそうです。

そこで、領地で暮らす人が安心して暮らせるように「明智光秀家中軍法」を制定しました。

これは、合戦に動員する人数や武器を必要に応じて定め、際限なく大きくなる動員数を抑えたのです。

この軍法には、武具の置き場所や織田家の部将への挨拶の仕方まで、こと細かに記されており、他の武将もこの軍法をまねたそうです。

こうして、織田信長の家臣に中でも、最も大きな軍団へと成長した明智光秀でしたが、1582年には「本能寺の変」を起こしてしまうのです。

明智光秀が「本能寺の変」を起こしたワケ

献身的に信長に仕えてきた、光秀はなぜ信長に反旗を翻したのでしょうか。

信長は、民衆の要望にこたえるべく平和・平等・正義・豊かな生活などの視点から政策をたてていきました。

光秀の生まれた国である美濃を「岐阜」と名付け、理想をどんどん実現させていき光秀のヒーローとなりました。

信長が、天下統一を展開するときに最も、信頼していたのが明智光秀と羽柴秀吉。

そのなかでも、知識のある光秀は信長の政治理念をよく理解し、情報共有をおこなってきました。

しかし、次第に光秀は信長に失望していくのです。

新しいものを吸収し、どんどん業績を伸ばしていく信長でしたが、権力者になっていく過程で民の信頼や尊敬を失っていくのでした。

それは家臣に対しても同じことで、人格否定、侮辱などは当たり前で、光秀は聞くに堪えず悩んでいくのでした。

自分が選んだ君主は、国民に寄り添わず家臣も大切にしない・・・。

光秀は、「信長公は人間ではなくなり、鬼になった」と思い始め、次第に「鬼は、人間界から排除すべきではないのか。」という確信に変わっていきました。

昔から民の幸福を願い、その思想を実現するため一生懸命に働いてきた結果は散々なものになり、光秀は悲しみました。

そして、心に深い傷を負いながら光秀は反乱を起こすのです。

しかし「本能寺の変」は、自分が権力を握るためではなく、鬼である信長を退治して、もう一度 民の幸福を実現させるものでした。

「逆賊」として語り継がれてきた光秀という人物は、誰よりも平和を願う心優しい青年だったのです。

先進的な考えや家臣や民への思いやりをもった光秀が、なぜ信長を裏切ってしまうのかという部分は諸説あり、『麒麟がくる』では、どう描かれるのか楽しみですね。

【歴代・織田信長役一覧】ハマっていた俳優ランキングは⇒こちら

最後に

これまでの大河ドラマでは、勝者を主人公にしたものが多かったですが、『麒麟がくる』では敗者・明智光秀の知られざる半生にスポットがあてられます。

冷淡で裏切り者のイメージが強かった光秀のイメージが、今後はガラリと変わってしまいファンが増えるかもしれませんね。

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