ジブリ作品の多くの主人公は女性であり、これまで多くの愛されるヒロインが登場してきました。
そこで今回は、ジブリ歴代ヒロインの年齢や魅力について一覧にしてみました。
- 1 【ジブリ歴代ヒロインの年齢】モテ女子ばかりのキャラばかり?
- 1.1 ナウシカ/1984年『風の谷のナウシカ』
- 1.2 シータ/『天空の城ラピュタ』1986年
- 1.3 サツキ/『となりのトトロ』1988年
- 1.4 キキ/『魔女の宅急便』1989年
- 1.5 岡島タエ子/『おもひでぽろぽろ』1991年
- 1.6 ジーナ/『紅の豚』1992年
- 1.7 月島雫/『耳をすませば』1995年
- 1.8 サン/『もののけ姫』1997年
- 1.9 千尋/『千と千尋の神隠し』2001年
- 1.10 吉岡ハル/『猫の恩返し』2002年
- 1.11 ソフィー/『ハウルの動く城』2004年
- 1.12 ポニョ/『崖の上のポニョ』2008年
- 1.13 アリエッティ/『借りぐらしのアリエッティ』2010年
- 1.14 松崎海/『コクリコ坂から』2011年
- 1.15 里見菜穂子/『風立ちぬ』2013年
- 1.16 マーニー/『思い出のマーニー』2014年
- 2 最後に
【ジブリ歴代ヒロインの年齢】モテ女子ばかりのキャラばかり?
ジブリ歴代のヒロインの年齢や魅力、そして声優についても一覧にしてみました。
ナウシカ/1984年『風の谷のナウシカ』
ヒロイン名 | ナウシカ |
年齢 | 16歳 |
モテ度 | ★★★★★ |
声優 | 島本須美 |
風の谷の姫でありながら、幼少のころから虫と親しみ、すべての生き物を平等にあつかう優さしい心の持ち主ナウシカ。
16歳でありながら強いリーダーシップとカリスマ性、包容力、コミュニケーション能力、抜群の身体能力を持つナウシカは、女性としても人間としても完全無欠の存在ですね!
酷い現状にも目を背けず、論理的に考え 行動に移すナウシカは、おおよそ頭の回転が速いジブリヒロインの中でもトップクラスの逸材です。
シータ/『天空の城ラピュタ』1986年
ヒロイン名 | シータ |
年齢 | 13歳 |
モテ度 | ★★★★★ |
声優 | 横沢啓子 |
清楚な外見のとおり、しとやかで素朴な一面ももつ、ラピュタ王の末裔・シータ。
ドーラ一家の仲間になると、テキパキと家事をこなすスキルも持ち合わせているため、男性にとっては、「お嫁さんにしたNO.1のヒロイン」ではないでしょうか。
人や動物はもちろんロボットにさえ優しさを持って接する真摯な態度も魅力ですね。
サツキ/『となりのトトロ』1988年
ヒロイン名 | サツキ |
年齢 | 12歳 |
モテ度 | ★★★★☆ |
声優 | 日高のり子 |
草壁家の長女で、寝坊する父親にかわって家事を引き受け、妹の面倒までみるサツキ。
朝から、父親とメイを起こし、3人分の朝ごはんと弁当まで作るサツキは、小学生でありながら、将来有望なお嫁さん候補です。
しかし、母親の退院が伸び、駄々をこねるメイを叱って「お母さんが死んじゃったらどうしよう・・・」と泣き出すところのギャップはキュンとしてしまいますね。
キキ/『魔女の宅急便』1989年
ヒロイン名 | キキ |
年齢 | 13歳 |
モテ度 | ★★★☆☆ |
声優 | 高山みなみ |
魔女になるために相棒・ジジと共に、知らない町で奮闘する13歳の少女・キキ。
ちょっぴりドジで、おっちょこちょいなところもありますが、元気で明るく素直な性格ゆえに、周りにいる人間が自然と応援したくなる女の子です。
等身大で、親しみやすいキャラクターも人気の一つですね。
岡島タエ子/『おもひでぽろぽろ』1991年
ヒロイン名 | 岡島タエ子 |
年齢 | 10歳/27歳 |
モテ度 | ★★★☆☆ |
声優 | 本名陽子/今井美樹 |
岡島家の末娘として育ったせいか、少し甘ったれでわがままな性格のタエ子。
27歳になり、姉の夫の親戚・山形に行ったときは、自分は都会人とばかりに「あ~やっぱりこれが田舎なのね。本物の田舎!」と、トシオの前で“田舎”という言葉を連発するデリカシーのなさは、ご愛嬌。
10歳のときに初めてパイナップルを食べたエピソード、27歳になったタエ子の“笑いジワ”など、 リアリティのあるヒロインは共感しっぱなしです。
ジーナ/『紅の豚』1992年
ヒロイン名 | ジーナ |
年齢 | 30~40歳? |
モテ度 | ★★★★★ |
声優 | 加藤登紀子 |
ジブリのヒロインには珍しく、大人の魅力全開のホテル・アドリアーノを経営するジーナ。
「飛行艇乗りは、みんなジーナに恋をする」と言われるほど、美しい女性であり、荒くれ者の盗賊者さえ、彼女の前では大人しくなってしまうのです。
主人公・マルコが煮え切らない態度でも、気長に待てるような包容力も持ち合わせています。
『紅の豚』では、飛行機設計技師で17歳のフィオという少女も登場しますが、彼女は 危なっかしくて、チャーミング。
ジーナという大人の女性と、メカニック少女・フィオ、2人の女性の魅力が存分楽しめるのも良いですね!
月島雫/『耳をすませば』1995年
ヒロイン名 | 月島雫 |
年齢 | 14歳 |
モテ度 | ★★★★☆ |
声優 | 本名陽子 |
『耳をすませば』の月島雫は、年相応の可愛さで人気のヒロインです。
親友の恋愛を本気で応援したり、天沢の作ったバイオリンには素直に褒めるところなど、性格の良さも好かれる一因かもしれませんね。
それゆえに、杉浦と天沢という2人の男の子から告白されるなどモテモテなのです。
サン/『もののけ姫』1997年
ヒロイン名 | サン |
年齢 | 15歳 |
モテ度 | ★★☆☆☆ |
声優 | 石田ゆり子 |
人間にもなれず山犬にもなりきれない悲しさを背負った、不器用な少女・サン。
アシタカに対しても、最初は敵意をむき出しにして襲い掛かりますが、最後には看病してしまうというツンデレ感も魅力ですね。
そんなアシタカに出会い、しだいに人間らしさを取り戻していく過程は応援せずにはいられません。
千尋/『千と千尋の神隠し』2001年
ヒロイン名 | 千尋 |
年齢 | 10歳 |
モテ度 | ★★★☆☆ |
声優 | 柊瑠美 |
甘ったれで臆病なヒロイン・千尋が、あらゆる問題に立ち向かううちに逞しく成長していく姿が素晴らしい『千と千尋の神隠し』。
容姿は特別に美人でカワイイわけではありませんが、ハクを想う優しい心や一生懸命に働く姿には、ジーンときてしまいますね。
吉岡ハル/『猫の恩返し』2002年
ヒロイン名 | 吉岡ハル |
年齢 | 17歳(高2) |
モテ度 | ★★★☆☆ |
声優 | 池脇千鶴 |
『猫の恩返し』のヒロイン・吉岡ハルは、遅刻をしたり、好きな男の子を遠くから見ていたりと、親しみやすさが魅力です。
一方で、母子家庭のため炊事・洗濯など家事をこなすなど、女子高生なのに家庭的な一面も。
映画のラストで、バサッと髪を切りショートカットになった姿は、とっても可愛いです。
ソフィー/『ハウルの動く城』2004年
ヒロイン名 | ソフィー |
年齢 | 18歳/90歳 |
モテ度 | ★★★★☆ |
倍賞千恵子 |
18歳のソフィーは、周りと比べるとかなり控え目で臆病な少女。
しかし、荒れ地の魔女の呪いで90歳のおばぁちゃんに姿を変えられてからは、年寄りであることを利用し図々しく、遠慮のない性格になっていくのです。
それまでウダウダ悩み、自分を卑下していたソフィーが、ハウルのおかげで本当の美しさに辿り着くまでの姿は感動的ですね。
ポニョ/『崖の上のポニョ』2008年
ヒロイン名 | ポニョ |
年齢 | 5歳 |
モテ度 | ★☆☆☆☆ |
奈良柚莉愛 |
「ポニョ、宗介好き!」のセリフが印象的な、赤いさかなのポニョ。
天真爛漫で愛くるしい姿は、「守ってあげたい!」と思ってしまいますが、実際に居たら 少し怖いという意見も(笑)。
宗介を想う一途さは、5歳ですがとっても熱いものを感じてしまいます。
アリエッティ/『借りぐらしのアリエッティ』2010年
ヒロイン名 | アリエッティ |
年齢 | 14歳(原作では13歳) |
モテ度 | ★★★☆☆ |
声優 | 志田未来 |
人間にみられないように、密かに屋敷の床下で 人間の生活品を「借り」ながら家族と暮らしている14歳のアリエッティ。
明るく活発で、猫や虫も怖がらな芯の強い少女です。
人間の翔と出会った最初はギクシャクしていましたが、徐々に心を通わせ、最後に美しい風景の前で、プレゼント交換をする場面はとっても素敵です。
松崎海/『コクリコ坂から』2011年
ヒロイン名 | 松崎海 |
年齢 | 16歳(高1) |
モテ度 | ★★★★☆ |
声優 | 長澤まさみ |
高校1年生の松崎海は、フランス語の「ラ・メール」より「メル」と呼ばれています。
家事万能で、礼儀正しく、面倒見も良いメルは、まさにスーパーヒロイン。
風間先輩への告白シーンは、健気でとっても可愛く何度みても最高です。
里見菜穂子/『風立ちぬ』2013年
ヒロイン名 | 里見菜穂子 |
年齢 | 13歳(初登場時)~ |
モテ度 | ★★★★★ |
声優 | 瀧本美織 |
『風立ちぬ』の里見菜穂子は、資産家の令嬢ですが少しお転婆で芯が強い女性です。
父親に二郎との交際を反対されるも説得し、二郎と幸せになるために療養所に自ら入る行動力もあります。
黒川家の結婚式で、花嫁衣裳をきた菜穂子は、静謐さをたたえ ゾクッとするほど美しいですね。
マーニー/『思い出のマーニー』2014年
ヒロイン名 | マーニー |
年齢 | 10代 |
モテ度 | ★★★★☆ |
声優 | 有村架純 |
白いワンピースと金髪のマーニーは、ミステリアスで神秘的な美少女。
寂しく壮絶な人生を歩んできましたが、強さと優しさを失わないマーニーは、杏奈という少女と惹かれあっていきます。
小悪魔的でちょっとイタズラ好きな一面も可愛らしいですね。
「百合(ガールズラブ)映画では?」と騒がれるなど、ジブリ作品には珍しい愛の物語は必見です。
最後に
スタジオジブリのヒロインを年代順に振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか。
ヒロインには、強く優しいという共通点はありますが、等身大で親しみやすかったり、悲しい過去を背負っていたり、実に多彩な魅力が詰まったものでした。
あなたの心に残るヒロインは誰でしょうかー。
今後の作品には、どんな女性が登場するのか これからも楽しみですね。