オリンピックで日本選手の熱い戦いと共に、気になるのは「メダルがいくつ獲得できるのか」ということではないでしょうか。
そこで今回は、オリンピック日本の歴代獲得メダル数を大会ごとにみていきたいと思います。
オリンピック日本の歴代獲得メダル数
大会 | 金 | 銀 | 銅 | 計 | 順位 |
1924シャモニー・モンブラン | 不参加 | ||||
1928サンモリッツ | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1932レークプラシッド | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1936ガルミッシュパルテンキルヘン | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1948サンモリッツ | 不参加 | ||||
1952オスロ | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1956コルチナ・ダンペッツオ | 0 | 1 | 0 | 1 | 11位 |
1960スコーバレー | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1964インスブルック | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1968グルノーブル | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1972札幌 | 1 | 1 | 1 | 3 | 12位 |
1976インスブルック | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
1980レークプラシッド | 0 | 1 | 0 | 1 | 15位 |
1984サラエボ | 0 | 1 | 0 | 1 | 15位 |
1988カルガリー | 0 | 0 | 1 | 1 | 16位 |
1992アルベールビル | 1 | 2 | 4 | 7 | 10位 |
1994リレハンメル | 1 | 2 | 2 | 5 | 11位 |
1998長野 | 5 | 1 | 4 | 10 | 9位 |
2002ソルトレイクシティ | 0 | 1 | 1 | 2 | 21位 |
2006トリノ | 1 | 0 | 0 | 1 | 21位 |
2010バンクーバー | 0 | 3 | 2 | 5 | 16位 |
2014ソチ | 1 | 4 | 3 | 8 | 15位 |
2018平昌 | 4 | 5 | 4 | 10 | 12位 |
2022北京 | ー | ー | ー | ー | ー |
1998年長野大会と2018年平昌大会は、最多メダル数10個を獲得しています。
1972年の札幌大会以前は、メダル獲得数もわずかでしたが、自国開催を行えたことで、練習施設が充実し、選手強化にも力を注げたため、その後は順調に、獲得メダル数が増えています。
フィギュアスケート歴代メダリストは⇒こちら。
日本の冬季オリンピック初めての金メダル
日本人が初めて金メダルを獲得したのは、1972年札幌五輪のスキージャンプ70m級の笠谷幸生さんです。
おまけに、2位金野選手、3位青地選手と日本人が表彰台を独占し、“日の丸飛行隊”と称されました。
このとき実況された
「さぁ笠谷、金メダルへのジャンプ!……飛んだ決まった!!見事なジャンプ!!」
の言葉は、名ゼリフとして今も語り継がれています。
ルール改正などにより、日本人のメダル獲得は難しくなっていますが、高梨沙羅選手など力のある若手も多いので頑張ってもらいたいですね!
日本がオリンピック不参加になっているのは?
日本がオリンピック不参加になっているのは、1924年シャモニー・モンブラン大会、1948年サンモリッツ大会となっています。
その理由は・・
■1924年シャモニー・モンブラン・・・前年に起こった関東大震災の影響で参加できなかった。
■1948年サンモリッツ・・・日本は、第二次世界大戦を引き起こしたということで、参加を認められなかった。
南半球で開催されないワケは?
冬季オリンピックの歴史をみてみると、南半球での開催は一度もありません。
夏季オリンピックをみても、オーストラリア2回、ブラジル・リオデジャネイロ1回の計3回のみです。
経済的な理由
オリンピックを開催するには、莫大な予算がかかります。
競技場や選手村、都市インフラ整備費、輸送やセキュリティー費などを捻出できる経済力が必要となってきます。
そのため、途上国に多い北半球の国に集中しているのです。
アフリカ大陸で一度も開催されていないのも、このためです。
競技人口が少ない
2002年ソルトレイクシティで、オーストラリアのスティーブン・ブラッドバリー選手が、他国選手の失格や転倒により金メダルを獲得しました。
これは、オーストラリアにとって初めての金メダルであると共に、南半球でも初めての金メダル獲得の快挙でした。
このことから分かるように、南半球では冬季競技があまり盛んでなく、そもそも競技人口も少ないのです。
また、南半球では、ウィンタースポーツを行うだけの大規模な会場を確保できる場所が少ないことも、開催を阻む原因に挙げられます。
季節が逆で調整しにくい
現在、ワールドカップや世界選手権は冬に行われ、転戦している間にオリンピックが行われるようになっています。
南半球での冬季オリンピックの開催を8月(冬)とすれば、北半球は夏真っ盛りのシーズンオフですね。
スケート競技はまだしも、スキー選手は雪がなければ、練習もできず、間違いなく調整不足となることでしょう。
現在、主要先進国は北半球に固まっていますので、その国の選手に合わせているのです。
最後に
オリンピックの日本の歴代メダル獲得数を振り返ってみると、戦争で不参加になったりと歴史に翻弄されたことも分かりました。
大会を重ねるごとにメダルの数も増えていますので、ぜひ次回は最高記録が狙えるように、私たちも応援したいですね。