1973年からテレビ放送されているアニメ『ドラえもん』。
そこで今回は、『ドラえもん』の歴代声優をキャラクターごとに一覧にしてみました。
ドラえもん 歴代声優【最新版】のび太や静香ちゃんは?
ドラえもん 歴代声優
初代(1973) | 富田耕生 |
二代目(1979) | 野沢雅子 |
三代目(1979-2005) | 大山のぶ代 |
四代目(2005- | 水田わさび |
初代 富田耕生
記念すべき初代のドラえもんを演じたのは、「バカボンのパパ」の声でお馴染みの富田耕生さん。
現在は、『名探偵コナン』の鈴木次郎吉役でも知られています。
2代目 野沢雅子
野沢雅子さんが、ドラえもんの声を担当していたことに驚く方も多いでしょう。
降板した富田耕生さんのピンチヒッターとして、3カ月間という短い間だけドラえもんを演じました。
野沢さんといえば、やはりドラゴンボールの孫悟空の声が有名なので、ドラえもんの声優であったことは、あまり知られていませんね。
3代目 大山のぶ代
多くの人が、ドラえもん=大山のぶ代 というイメージを持っているのではないでしょうか。
それもそのはず、26年間もの長い時間ドラえもんを演じてきました。
体調を崩してからも、「子供たちに夢をどうしても与えたい」という思いから、病院に機材を持ち込み、ドラえもんのアフレコの仕事だけは続けました。
4代目 水田わさび
最近の子どもたちには、水田わさびさんの声のドラえもんが定着していますね。
2代目ジャイアンの声優・たてかべ和也さんに声をかけられ、参加したドラえもんの声優オーディションで見事に大役を勝ち取りました。
リニューアル当初は、ドラえもんの声に違和感を感じた一部に人たちからバッシングもありましたが、現在は多くの人に認められ、2015年には「わさドラ」10周年を迎えました。
野比のび太 歴代声優
初代(1973) | 太田淑子 |
二代目(1979-2005) | 小原乃梨子 |
三代目(2005- | 大原めぐみ |
初代 太田淑子
初代・のび太の声は、『ヤッターマン』ガンちゃん / ヤッターマン1号の声で知られている太田淑子さん。
女子には、『ひみつのアッコちゃん』アッコちゃん役でも有名な方です。
2代目 小原乃梨子
『ヤッターマン』のドロンジョなど、コケティッシュな声が魅力の小原乃梨子さんが、2代目・のび太の声を演じました。
他にも、『未来少年コナン』コナン役、『アルプス少女ハイジ』ペーター役などを演じ、日本声優界の草分け的な存在です。
3代目 大原めぐみ
元・美容師の異色の経歴を持つ大原めぐみさんは、なんと3代目・のび太役がデビュー作のシンデレラガールです。
最初は、少し違和感のあった大原さんの のび太でしたが、徐々に感情豊かになり15年たった今は、ほぼ定着しつつありますね。
しずかちゃん 歴代声優
初代(1973) | 恵比寿まさ子 |
二代目(1979-2005) | 野村道子 |
三代目(2005- | かかずゆみ |
初代 恵比寿まさ子
初代・しずかちゃんの担当は、『サザエさん』波野タイコ役で知られる恵比寿まさ子さんです。
美人で、おしとやかなタイコさんと、しずかちゃんの声が同じ方というのは妙に納得です(笑)。
2代目 野村道子
2005年まで『サザエさん』の磯野ワカメの声を担当していた野村道子さんが、2代目・しずかちゃんを担当。
国民的アニメの主要キャラクター「ワカメ」と「しずかちゃん」を同時期にこなしていた野村さんは日本を代表する声優さんですね。
3代目 かかずゆみ
声優になる前は、旅番組のレポーターをしていた かかずゆみさん。
『機動新世紀ガンダムX』サラ・タイレル役で声優デビューしました。
自身の出産の際には、しずかちゃんが登場しない、もしくは話さないシーンの話を放送することで、代役を立てることなく事なきを得ました。
ジャイアン 歴代声優
初代(1973) | 肝付兼太 |
二代目(1979-2005) | たてかべ和也 |
三代目(2005- | 木村昴 |
初代 肝付兼太
初代・ジャイアンの肝付兼太さんは、2代目のスネ夫も演じている声優さんです。
まったくタイプの違う、ジャイアンとスネ夫を演じ分けられるのは凄い!
割りと高めの声質の方なので、スネ夫役の肝付さんの方が馴染みがありますね。
2代目 たてかべ和也
『ど根性ガエル』五利良イモ太郎役、『ヤッターマン』トンズラー、『はじめ人間ギャートルズ』ドテチンでも有名な たてかべ和也さん。
どこか憎めないガキ大将的な役をやらせたら、右に出るものはいない声優さんです。
3代目 木村昴
「大人になってから周囲に自慢しようと思った」という理由で受けたジャイアンのオーディションで、まさかの合格をした木村昴さん。
もっと驚くのは、中学2年生だったことでもあります。
現在(2019.12)でも、30歳という年齢は、ドラえもんの声優の中では一番の若手です。
2011年までは、ジャイアン役に専念していましたが、最近では様々な役に挑戦しています。
スネ夫 歴代声優
初代(1973) | 八代駿 |
二代目(1979-2005) | 肝付兼太 |
三代目(2005- | 関智一 |
初代 八代駿
初代・スネ夫の八代駿さんは、俳優として活動もしていた 八代駿さん。
『くまのプーさん』のプーさん役でも知られています。
2代目 肝付兼太
肝付兼太さんは、初代・ジャイアンも演じている声優さんです。
※ジャイアンの欄 参考
3代目 関智一
『のだめカンタービレ』天才指揮者・千秋真一役で知られる関智一さん。
今回のスネ夫役用に新しい声を開発し、「ボクちゃん」という言葉を使うなど、既成概念にとらわれない新しいスネ夫を見せてくれています。
ドラミ 歴代声優
初代(1980-2005) | よこざわけい子 |
二代目(2005- | 千秋 |
初代 よこざわけい子
『エスパー魔美』佐倉魔美、『オバケのQ太郎』のO次郎などで知られる よこざわけい子さんが初代・ドラミちゃんです。
現在は、声優スクールで後輩の指導にあたっています。
2代目 千秋
2005年から1年半の空白期間を経てドラミちゃん役に抜擢された、タレントの千秋さん。
千秋さんはドラえもんの主要キャラクターすべてのオーディションを受けるも落選。
しかし、その強烈な声が印象に残った監督からドラミ役をオファーされ、今に至っています。
千秋さんといえば、「ノンタン」の声でも知られており、その可愛らしい声はドラミちゃんにピッタリですね。
『ドラえもん』の声優が交代された理由は?
アニメ『ドラえもん』の声優の交代があったのは大きくわけて2回あります。
まずは1979年ですが、1作目から全員の声優が交代されています。
交代理由は明かされていませんが、1973年から1979年まで約6年間『ドラえもん』は放送されていなかったため、自然に声優交代の流れになったのでしょう。
そして、声優交代が大きく話題になったのが2005年です。
主役のドラえもんを演じていた、大山のぶ代さんが大病を患い降板たことを始め、他のキャラクターの声優さんも高齢化し、体調不良などにより急な休みが多くなりました。
そこで、極秘に話し合いがもたれ2005年にキャラクターが同時降板し、リニューアルされることとなったのです。
最初はバッシングもあった現在の声優さんも、ここ最近は、定着してきましたね。
あと10~20年は降板する可能性は低いので、できるだけ長く頑張ってもらいたいものです。
『ドラえもん』歴代映画人気ランキングは⇒こちら
最後に
『ドラえもん』の歴代声優を調べると、日本を代表する声優さんが多く起用されていました。
その一方で、現在の声優さんは、ほぼ新人や、かなり若い方もいて、かなりリフレッシュされた印象です。
興味のある方は、新旧の『ドラえもん』の声優を比べてみてはいかがでしょうか。